ドイツ野党FDP、選挙公約で台湾を支持 「一つの中国政策」の文言削除

【政治】 2021/05/18 14:16 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ドイツ野党FDP、選挙公約で台湾を支持 「一つの中国政策」の文言削除

ドイツ野党FDP、選挙公約で台湾を支持 「一つの中国政策」の文言削除

(ベルリン中央社)ドイツの野党・自由民主党(FDP)は16日の党大会で、9月に予定されている連邦議会選挙(総選挙)で掲げる公約から「一つの中国政策」という文字を削除することを決定した。中国との平和的対話を通じ、台湾の人々が台湾の将来を自ら決めることを支持するとしている。

党大会では、「一つの中国政策」という表現が、香港の民主派に圧力をかけたり、新疆ウイグル自治区でジェノサイドを行ったり、武力で台湾を占拠したりする口実を中国の指導者に与えてしまうと懸念した一部の党員から、削除を求める提案が出され、採決で可決された。

同党は選挙公約で、台湾の民主主義、自由を評価し、国家承認なしでの国際機関参加を支持することや、ドイツや欧州連合(EU)との交流拡大を促した。また、中国による台湾への軍事的圧力を批判し、双方は平和的な共通認識があって初めて統一できると強調した。

中央社の取材に応じた謝志偉駐ドイツ代表(大使に相当)は、「一つの中国政策」という文言は国際機関が台湾を排除する言い訳になっていたが「すでに時代遅れだ」と指摘し、同党の決定を評価すると述べた。

(林育立/編集:塚越西穂)