台湾のWHO参加めぐる中国の発言は「恥知らずなうそ」 外相が猛反発

【政治】 2021/05/12 17:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
呉釗燮外交部長

呉釗燮外交部長

(台北中央社)台湾の世界保健機関(WHO)の年次総会参加をめぐる中国外務省報道官の発言を受け、呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)が、ツイッターに2日連続で「恥知らずなうそ」などと書き込み、強く反発している。

中国外務省の華春瑩報道官は10、11両日の定例記者会見で、「世界の公衆衛生システムへの台湾地区の参加については、中央政府が『1つの中国』原則の下でしかるべき手配をしている」と繰り返した。

呉氏は10日、「中国政府がうそしか言わないことを改めて証明した」とつづってこの発言を批判。さらに11日午前には、新疆ウイグル自治区やチベット、香港を見れば、北京当局の言葉を信じるのは「正気でない人だけだ」とツイート。同日午後には、台湾人民を代表できるのは、台湾を1度も統治したことがない中国共産党ではなく、自由選挙で選ばれた政府だけだと強調し、「正しい判断を下し、台湾を参加させてほしい」とWHOに呼び掛けた。

WHO総会は5月24日から6月1日までオンライン方式で開催されるが、台湾は招待されていない。背景には、台湾を自国の一部と見なす中国の妨害がある。台湾が招かれなかったのは17年以降5年連続。

(鍾佑貞/編集:塚越西穂)