台湾、ワクチン接種休暇申請可能に 無給、接種当日とその翌日が対象

【政治】 2021/05/05 16:34 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾、ワクチン接種休暇申請可能に 無給、接種当日とその翌日が対象

台湾、ワクチン接種休暇申請可能に 無給、接種当日とその翌日が対象

(台北中央社)中央感染症指揮センターは5日、新型コロナウイルスワクチンの接種を促そうと、無給の「ワクチン休暇」を導入すると発表した。同日付で施行する。労働者と公務員が対象で、ワクチン接種の当日からその翌日までの期間で休暇を申請できる。台湾はワクチンの接種が進んでおらず、接種しやすい環境を整えることで、接種意向の向上を図る。

ワクチン休暇について、雇用主は申請を拒否できない。欠勤として扱うことや事暇(無給の私用休暇)またはその他の休暇として処理することが禁じられる。また、皆勤手当の差し引きや解雇、その他の不当な処分をしてはならない。

台湾は3月下旬にワクチンの公費接種を開始。医療従事者を最優先とし、対象範囲を順次広げてきた。先月21日には自費接種も始まった。だが、接種の意向は高まっておらず、4日までに接種した人は計6万7931 人にとどまっている。内訳は公費が4万9975人、自費が1万7956人。台湾にすでに届いた2ロット、計31万回分余りのワクチンは今月末と来月15日に保存期限を迎える。

陳時中(ちんじちゅう)指揮官は5日の記者会見で、ワクチンを期限内に使い切るには1日当たり平均8000回ほど打つ必要があるものの、現在の接種回数は同平均5000回余りにとどまっていると説明。近日中に公費接種の対象を拡大する考えを明らかにした。

(編集:名切千絵)