WHO総会今月開幕 台湾の保健相、「事務局長の招待」による参加に期待

【政治】 2021/05/01 18:10 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
陳時中衛生福利部長=資料写真

陳時中衛生福利部長=資料写真

(台北中央社)陳時中(ちんじちゅう)衛生福利部長(保健相)は1日、今月開幕する世界保健機関(WHO)総会について、台湾が参加できる方法は「テドロス事務局長からの招待」と「会合での審議」の2通りあるが、後者は難易度が高いと述べ、正しい決断をするようテドロス氏に呼び掛けた。

今年のWHO総会は5月24日~6月1日の日程で、オンライン方式で開催される。台湾は、中国との関係が改善した2009年から8年間連続でオブザーバー参加していたが、蔡英文(さいえいぶん)政権発足後、再度反対に転じた中国の圧力により、17年以降は参加できていない。

陳氏は、台湾の新型コロナウイルス対策が世界に知られ、台湾のために声を上げてくれる国がこれまで以上多くなるとの見通しを示した上で、世界に台湾の価値を伝えていきたいと意欲を示した。

台湾のWHO総会参加を支持する世界の声は広がりを見せている。外交部(外務省)によると、米上下院の外交委員会が先月27日に始めた、ツイッターを通して台湾のWHO総会参加を促す運動には、29日までに50カ国の国会議員や国際組織、官僚ら250人余りが呼応した。このほか、世界115カ国・地域の医師会が加盟する世界医師会(WMA)も先月30日、台湾のオブザーバー参加を求める書簡をテドロス事務局長に送付している。

(張茗喧、蘇龍麒、鍾佑貞/編集:塚越西穂)