作業車滑落で特急脱線 交通部「危険防止措置に問題点」/台湾

【政治】 2021/04/04 18:00 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
線路上に落下した作業車(右)

線路上に落下した作業車(右)

(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)の特急列車タロコ号が2日午前、東部・花蓮で作業車とぶつかり脱線し、多数の犠牲者を出した事故で、台鉄は3日夜、記者会見を開いた。交通部(交通省)の王国材・政務次長は、現段階では危険防止措置に問題があったとみられるとの見方を示した。

現場となった線路は山沿いを走っており、付近では斜面の補強工事が行われていた。事故の対応に当たる中央災害対策センターによれば、この工事用の仮設道路に止められた作業車が斜面を滑り落ちて線路上に落下し、列車と激突した。

台鉄の杜微・副局長は3日夜の会見で、工事業者との契約を見直したところ、工事現場と出入り口に仮囲いを設置することは定められていたものの、作業車が滑り落ちた斜面については明記されていなかったと説明した。

ただ杜氏は、仮囲いがない場所では作業車による事故の発生に注意するべきだったとしたほか、列車通過の際の落下物などへの予防措置も取られるべきだったと指摘。業者に不手際がなかったか、さらに調べを進めるという。

また中央災害対策センターによると、作業車が落下した原因としては、パーキングブレーキのかけ損ないやブレーキの故障がなかったかの方向で調査が進められるという。

(余暁涵、呉欣紜/編集:楊千慧)