台湾、パラオとの団体旅行再開 トラベルバブル始動 第1陣、来月1日出発

【政治】 2021/03/17 16:32 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
パラオ観光局のフェイスブックから

パラオ観光局のフェイスブックから

(台北中央社)中央感染症指揮センターは17日、台湾とパラオ間の団体旅行の送客と受け入れを同日付で再開すると発表した。観光往来を再開させる枠組み「トラベルバブル」を利用するもので、台湾が海外とトラベルバブルを構築するのは初めて。渡航は団体旅行に限り、個人旅行は不可。帰国後は在宅検疫(外出禁止)が免除される。今月28日にパラオのウィップス大統領が訪台することも合わせて発表された。

パラオは中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ太平洋の島国。16日現在、新型コロナウイルスの感染者は0人となっている。

指揮センターや交通部(交通省)によれば、トラベルバブルでの団体旅行は当面は週2便とし、毎週木曜と日曜に出発。ツアー第1陣は来月1日に出発する。1便当たり110人を上限とする。旅行日数の上限は8日間。当面は3泊4日または4泊5日のツアーを推奨する。旅客機はチャイナエアライン(中華航空)が運航する。参加者には(1)6カ月以内の出入国歴(2)直近2カ月の在宅隔離、検疫、自主健康管理歴(3)3カ月以内の感染歴―のいずれもがないことが求められる。出発前に空港でPCR検査を受け、陰性報告を取得する必要がある。

帰国後は在宅検疫が免除され、5日以内は強化版の自主健康管理を行うことが求められる。強化版自主健康管理では、ツアー同行者を除き、居住場所は1人1 室かつ専用の浴室を有する個室である必要がある。症状が出ていない場合はマスク着用の下で外出可能だが、公共交通機関の利用や混雑した場所への出入りは不可。活動は固定的かつ限定的なものに限られる。強化版自主健康管理の5日目に自費で検査を受け、陰性と確認されれば、通常の自主健康管理に切り替わり、入境後14日目まで規定に従う必要がある。

外交部(外務省)によれば、ウィップス大統領はチャーター機で28日に訪台し、来月1日に帰国予定。台湾が外国の首脳を迎えるのは、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)以降初めて。

ウィップス大統領は滞在中、蔡英文(さいえいぶん)総統を訪問し、両国の友好関係や連携を深める。観光などの産業振興やコロナ後のパラオの経済発展支援などを後押しすることが期待される。

(汪淑芬、張茗喧/編集:名切千絵)