「台湾への武器売却続行」=米軍司令官 中国の現状変更試みに懸念

【政治】 2021/03/05 15:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
米インド太平洋軍のデービッドソン司令官=2018年3月、ワシントン

米インド太平洋軍のデービッドソン司令官=2018年3月、ワシントン

(ワシントン中央社)米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は4日、台湾の防衛力増強を支持、支援し、台湾への武器売却を続行する米国の姿勢を改めて示した。

米シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所(AEI)のオンライン対談に出席して述べた。中国がインド太平洋地域の現状を変えようと試みることに懸念を表明したデービッドソン氏。台湾海峡情勢に関する質問を受け、中国軍機が台湾周辺空域を飛行する頻度が最近増加し、台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入することもあると指摘。台湾の国防力増強につながる「非対称戦力」の提供が非常に大切だと訴えた。

米メディアによると、インド太平洋軍は、中国けん制のため米領グアムなどにミサイル防衛システムを配備する基金「太平洋抑止イニシアチブ」(Pacific Deterrence Initiative)の2022年度予算として前年の約2倍強に当たる46億米ドル(約4970億円)を求める報告書を米議会に提出している。2027会計年度までに計273億ドル(約2兆9000億円)が投じられる見通し。デービッドソン氏は同イニシアチブにも言及し、米国防予算における「最優先事項」と説明した。

(江今葉/編集:塚越西穂)