蘇行政院長、「安全保障・経済・機会創出」を主軸に=施政報告/台湾

【政治】 2021/03/02 15:54 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蘇貞昌行政院長

蘇貞昌行政院長

(台北中央社)蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は2日、立法院(国会)で施政報告を行った。立法院に送られた書面資料によれば、蘇氏は新たな1年の政権運営の主軸として「安全保障、経済成長、機会創出」の3つを掲げた。また、中国が台湾周辺の空域での活動を活発化させていることに触れ、堅実な国防と国際社会の支持こそが国家の安全を守る最良の保障だと説明した。

第10回立法院第3会期は先月26日に開会した。

蘇氏は新型コロナウイルスのパンデミックに触れ、「世界はまさに台湾の重要性を認識している最中だ」と指摘。台湾は自由や民主主義、人権、法治によって、各国から「安心して協同できるパートナー」だと信頼されていると述べた。続けて、コロナを通じて国際社会は台湾と中国の大きな違いを初めて真に理解したと言及した。

行政院主計総処が公表した予測によると、今年の台湾の経済成長率は4.64%に達する見通しで、国内総生産(GDP)は初めて20兆台湾元(約77兆円)を超える見込み。蘇氏は、コロナ後の世界のサプライチェーン再編の機会をつかみ、引き続き資金を建設や民間消費活性化、輸出促進に引き込み、台湾経済のピークを再び築きたいと意欲を示した。

(王承中/編集:名切千絵)