蔡総統、院内感染巡りコメント「無知と差別は良薬でない」団結呼び掛け

【政治】 2021/01/22 13:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北中央社)北部・桃園市の病院で発生した新型コロナウイルスの院内感染をきっかけに国内感染者が増えたのを受け、一部の省庁や地方自治体では、同市との往来を敬遠する動きが出ている。蔡英文(さいえいぶん)総統は21日、フェイスブックで「無知と差別は決して防疫の良薬ではない」と強調し、「われわれの唯一の敵はウイルスだ」とつづって国民の団結を呼び掛けた。

同院関係の感染者は、陽性が判明する前、市内のレストランや市場、ファストフード店などに立ち寄っていた。これを受け、離島・澎湖県が、県職員の桃園市への出張を禁止。離島・金門県や北部・苗栗県、中部・雲林県なども相次いでこれに倣った。また、国防部(国防省)も軍人らに、同市内の公共施設への出入り自粛を促している。

蔡総統は、過去1年の経験が、防疫に必要なのはプロフェッショナルへの信頼と相互扶助であることを教えてくれたと強調。中央、地方、政党の隔てなく、皆が一丸となって中央感染症指揮センターの指示に従うよう訴えた。

(温貴香/編集:塚越西穂)