(ワシントン中央社)米連邦議会の上下両院によって一本化された2021会計年度の国防権限法(NDAA)が3日、下院軍事委員会共和党議員団によって公表された。台湾に関する部分では、台湾が十分な自己防衛力を維持するのを支援する姿勢が改めて示された。
同法案では、台湾の国防力の近代化を米国がサポートすることを支持。また、「太平洋抑止イニシアチブ」(Pacific Deterrence Initiative、PDI)として22億米ドル(約2280億円)を投じ、米国の実力とインド太平洋地域における米国の地位と能力を強化し、中国の悪意ある行動を抑止する同盟国やパートナーを支援することも提言された。
同法案は、上下両院でそれぞれ可決された後、大統領が署名して発効する。
(江今葉/編集:塚越西穂)