蔡総統、台湾映画を貸し切りで鑑賞 映画産業への支持を示す

【政治】 2020/11/27 15:31 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
チェン・シューファンさん(左)と蔡英文総統=民進党提供

チェン・シューファンさん(左)と蔡英文総統=民進党提供

(台北中央社)与党・民進党主席(党首)を兼任する蔡英文(さいえいぶん)総統は26日、支持者団体や党のボランティアらとともに、台湾映画「弱くて強い女たち」(孤味)を貸し切りで鑑賞した。蔡総統は鑑賞後、台湾の映画産業がウエハー産業のように1兆台湾元(約3兆6400億円)規模の産業となるよう期待を寄せ、支持を呼び掛けた。

鑑賞会は事前に公表されておらず、民進党が事後に報道資料で明らかにした。

鑑賞会には、同作に主演した女優のチェン・シューファン(陳淑芳)さんやシュー・チェンジエ(許承傑)監督、李永得文化部長(文化相)などが出席した。鑑賞後、蔡総統はチェンさんが先日の金馬奨で主演女優賞などを受賞したお祝いとしてチェンさんに花束を贈り、チェンさんは作品中に登場したお菓子を返礼品として蔡総統に手渡した。

李文化部長は、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で上半期の台湾映画は大きな影響を受けたものの、コロナ対応の成功によって下半期は客足が徐々に戻ってきたと言及。文化部(文化省)として台湾映画のために引き続き努力する姿勢を示した。現時点で今年の台湾映画全体の興行収入は約6億8000万元(約24億7800万円)に上り、まもなく昨年年間の成績を超えるという。「弱くて~」の共同エグゼクティブプロデューサーを務めた映画館チェーン大手、威秀影城の呉明憲董事長(会長)によれば、同作の興行収入は28 日にも1億元(約3億6400万円)を突破する見込み。

保安上の問題のため、映画館で作品を鑑賞することが難しく、ここ数年はいつも家でテレビを見ていたという蔡総統。この日、映画館で鑑賞し終わって深く感じたのは「映画を真に楽しむなら、映画館に行かないといけない」ということだと語り、劇場で鑑賞する醍醐味をアピールした。

(葉素萍/編集:名切千絵)