(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は23日、アジアのリベラルな政党でつくる「アジア・リベラル民主評議会」(CALD)総会の開幕式でビデオ演説し、「新型コロナウイルス対策に『台湾モデル』があるように、偽情報に立ち向かうための台湾モデルも存在する」と語った。その上で、正しい情報を持った公民と、強くて自信に満ちた民主主義制度こそが最良の防御手段だと訴えた。
与党・民進党はCALDのメンバーで、蔡総統は同党主席(党首)として会合に招かれた。蔡総統は、偽情報が民主主義国家に大きな脅威をもたらしているとし、「台湾はこの種の攻撃の最前線にある」と指摘。台湾のこれまでの取り組みについて紹介し、全ての地域やCALDのメンバーと台湾の経験を分かち合いたいと願っているとの考えを示した。
(葉素萍/編集:楊千慧)