労働者が蔡政権に抗議 ラクトパミン使用の米豚輸入反対など/台湾

【政治】 2020/11/22 19:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
市中心部に集まる秋季闘争の参加者たち

市中心部に集まる秋季闘争の参加者たち

(台北中央社)労働者による「秋季闘争」(秋闘)が22日、台北市内で行われ、成長促進剤「ラクトパミン」を使用した米国産豚肉の輸入解禁への反対などを訴えた。主催者によれば、40以上の団体が集まり、参加者は3万人に上った。一行はスローガンを叫びながら、総統府前のケタガラン大道を出発し、立法院(国会)や行政院(内閣)、与党・民進党本部などを通過した。

蔡英文(さいえいぶん)政権は来年1月1日付で、月齢30カ月以上の米国産牛肉とラクトパミンを飼料に使用した豚肉の輸入を解禁する方針を発表している。労働者側は報道資料で、ラクトパミンを使った豚肉の輸入は「人々の健康を踏みにじる」行為だと指摘した。

このほか、中国寄りとされる旺旺中時メディアグループ(旺中集団)傘下にある中天テレビのニュースチャンネルが放送免許の更新を認められなかったことについても、民進党と立場が近いテレビ局に対して政府は同じように厳しく評価するべきだと訴えた。

秋闘には、米国産豚肉の全面解禁に反対する野党の国民党や台湾民衆党も参加し、蔡政権の方針に異を唱えた。

(張雄風、楊淑閔、王承中、陳俊華/編集:楊千慧)