日台交流サミット、交流基本法制定を政府に提言=加賀で開催/台湾

【政治】 2020/10/27 12:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「日台交流サミット in 加賀」であいさつする謝駐日代表

「日台交流サミット in 加賀」であいさつする謝駐日代表

(加賀中央社)台湾と日本の友好促進を図る「日台交流サミット in 加賀」が26日、石川県加賀市内のホテルで開かれ、「日台交流基本法」の早期制定を政府に提言する加賀宣言を採択した。日本各地の地方議員や台湾の駐日機関関係者など300人以上が参加した。

交流サミットは日台交流に取り組む日本の地方議員の交流の場として立ち上げられたもので、開催は6回目。例年は日台の地方議員などが一堂に会するが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、台湾の地方議員らは出席できなかった。蔡英文(さいえいぶん)総統や賴清德(らいせいとく)副総統、鄭文燦(ていぶんさん)桃園市長、陳其邁(ちんきまい)高雄市長らからは祝電やビデオメッセージが寄せられた。

採択された加賀宣言では、日台の外交、安全保障政策の促進を目的とした交流基本法の制定のほか、世界保健機関(WHO)と環太平洋経済連携協定(TPP)への台湾の参加を支持するよう日本政府に求めた。

長年にわたり日台交流を推進してきた宮元陸加賀市長はあいさつで、日台は運命共同体であり、交流深化を真剣に考える必要があると言及。交流基本法の制定は大きな意義があり、政府による制定に向けて努力すべきだと強調した。

台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は、台湾がTPPなど国際的な枠組みに参加できるよう、サミット参加者による継続的な支援に期待を寄せた。その上で、来年は日本がTPPの議長を務めることに触れ、日本による力添えを願った。

この日のサミットでは、来年の開催地を兵庫県神戸市とすることが決議された。

サミットは2日間の日程で開かれ、27日には加賀市内を巡るツアーが行われる。

(楊明珠/編集:名切千絵)