総統府、「一国二制度の拒否こそ台湾の民意」 習氏の演説に反論

【政治】 2021/10/09 17:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
総統府、「一国二制度の拒否こそ台湾の民意」 習氏の演説に反論

総統府、「一国二制度の拒否こそ台湾の民意」 習氏の演説に反論

(台北中央社)中国の習近平国家主席は9日、辛亥革命110周年記念大会で「台湾問題は中国の内政で、いかなる外部からの干渉も許さない」と語った。これに対し、総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)報道官は同日、「中華民国は主権が独立した国であり、中華人民共和国の一部ではない」と述べた上で「国の未来は台湾の人々の手にある」と強調した。

習氏は「平和的統一、一国二制度」という方針の堅持や「一つの中国」の原則とそれに基づく「92年コンセンサス」によって両岸(台湾と中国)関係を推進する姿勢を示した。

これに対し張報道官は、香港の現状に触れ、「一国二制度」は実現不可能と一蹴。一国二制度を拒否し、民主的で自由な生活様式を守ることこそ、台湾の主流の民意であることは明確だと反論した。

対中政策を担当する大陸委員会も同日、中国の主張は台湾の地位を矮小化していると指摘。こういった硬直的な対台湾政策は現在の国際情勢に合致しないばかりか、台湾の人々の懸念や反対を無視したものだと批判した。

(頼于榛/編集:荘麗玲)