自警団の宴会場で大量のゴキブリまき散らす 男女5人を送検/台湾

【社会】 2021/05/05 19:57 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
レストランの床にまかれたゴキブリ

レストランの床にまかれたゴキブリ

(台北中央社)台北市内のレストランで無数のゴキブリをばらまいて逃走したとして逮捕された5人の容疑者が5日、台湾台北地方検察署(地検)で取り調べに対し、借金の取り立てを頼まれたのがきっかけで犯行に及んだと供述した。同日記者会見を開いた台北市警察局の陳嘉昌局長は、動機についてさまざまな憶測が飛び交ったがどれも事実ではなく「ほっとした」と胸をなで下ろした。

事件が発生したのは3日午後7時24分ごろ。黒ずくめの男2人がレストランのフロント前で2つの袋を開け、中に詰められていたゴキブリが床一面に散らばって大混乱となった。この日は同店で自警団員や警察関係者約700人が集まる食事会が催されており、陳氏も参加していた。同局は先月、職員の不祥事が明らかになったばかりで、警察への不満が原因との見方も出ていた。

警察は事件後、即刻捜査を開始。4日夜までに、一味とみられる男4人と女1人の足跡をたどり、全員の身柄を拘束した。供述によれば、主犯格の男が金銭トラブルの解決を頼まれ、報酬目当てで引き受けたものの、店側から相手にされなかったため嫌がらせを思いついた。店内の客が警察だったことは後になって知ったという。

まかれたゴキブリは、観賞魚などの餌として流通しているトルキスタンゴキブリ。犯行用に1万台湾元(約4万円)分を購入し、3つの袋に分けてバイクで現場に向かったが、このうちの1袋が途中で破れ、中身が路上にこぼれ落ちたことも調査によって明らかになった。

(黄麗芸/編集:塚越西穂)