(台北中央社)東部・花蓮県で発生した台湾鉄路管理局(台鉄)の特急タロコ号の脱線事故で、運転士と運転士訓練生が死亡したことが分かった。台鉄が明らかにした。現場の統計によると、2日午後6時までに確認された死者は計54人となっている。
運転士は1988年生まれ、訓練生は1989年生まれ。台鉄の労働組合の幹部によれば、運転士は結婚して1年余りで人望も厚く、多くの同僚が今回の事故に心を痛めているという。
列車は花蓮県秀林郷の清水トンネルに入る際、斜面から落下してきたとみられる作業車に衝突し、トンネル内で脱線した。8両編成で、先頭の8号車と7号車で最も多くの死傷者が出た。
(余暁涵/編集:名切千絵)