検査の質、国でばらつき 陰性証明「偽造」も=コロナ指揮官/台湾

【社会】 2020/11/29 18:55 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

(台北中央社)台湾では新型コロナウイルス対策として、12月1日から入国者全員に原則、PCR検査の結果の提出を義務付ける。中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は29日、国によって検査の質にばらつきがあることや陰性証明の偽造が目下、最大の問題だとの見方を示した。

イベント出席前に取材に応じた。台湾では外国人労働者が入国時、陰性証明を所持していたにもかかわらず、入国後の検査で陽性と判定されるケースが起きている。陳氏は、将来、ワクチン接種が始まっても、接種を受けた証明書の信頼性をどう判断するかが悩ましいと語った。

陳氏は、海外で感染が広がっている上、クリスマスや春節(旧正月)などを控えていることから今後、海外からの帰国ラッシュを迎えることに言及し、これによる輸入症例の増加は必然だと指摘。対策に万全の態勢で臨む姿勢を示した。

29日に新たに確認された感染者は3人で、いずれも仕事のために訪台したインドネシア人だった。14日に入国し、14日間の検疫期間満了を前に受けた検査で陽性と診断された。台湾で見つかった感染者は累計651人となった。

(張茗喧/編集:楊千慧)