台湾、5月の輸出受注が同月として過去最多に 上半期は33兆円超となる見通し

【経済】 2021/06/22 19:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾の各月の輸出受注額と年増率=経済部提供

台湾の各月の輸出受注額と年増率=経済部提供

(台北中央社)経済部(経済省)統計処が21日に発表した5月の輸出受注は522億9000万米ドル(約5兆7700億円)で、5月として過去最多となった。前年同月比は34.5%増で、15カ月連続でプラスを維持した。同処は、今年1~6月の合計が上半期として初めて3000億ドル(約33兆円)を上回るとの見通しを示している。

主要輸出品では、電子製品が158億1000万ドル(約1兆7500億円、前年同月比40.3%増)、情報通信製品が135億7000万ドル(約1兆5000億円、同4.2%増)と、いずれも5月としては過去最多。また、光学器材(同41%増)や機械(同55.1%増)、プラスチック製品(同80.7%増)なども軒並み2桁成長し、中でも卑金属(同95.3%増)の伸び率は統計を開始した1984年以来最大だった。

主な相手国・地域は米国、中国大陸・香港、欧州、アセアン諸国などで、いずれも増加率は5月として過去最大となった。うち、米国からの受注額は152億9000万ドル(約1兆6900億円、同28.1%増)、中国大陸・香港は142億2000万ドル(約1兆5700億円、同40%増)だった。

同処の黄于玲処長は、受注が伸びた背景として、コロナ禍による生活様式の変化でデジタル関連財の需要が増加したことや、世界経済の回復に伴ってインフラ建設が進み、伝統産業が力を盛り返していることなどを指摘している。

1~5月の受注金額は累計2561億9000万ドル(約28 兆3000億円)。前年同期比は41%増で、伸び率は同期として2011年以降最大。同処は、6月の予想受注金額は525億~540億ドル(約5兆8000億~5兆9700億円)で、5月を上回ると見込んでいる。

(梁珮綺/編集:塚越西穂)