高雄メトロ、赤字転落 コロナ影響/台湾

【経済】 2021/02/25 15:32 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
高雄メトロ、赤字転落 コロナ影響=資料写真、同社提供

高雄メトロ、赤字転落 コロナ影響=資料写真、同社提供

(高雄中央社)高雄メトロ(MRT)の2020年の1日当たりの平均輸送人員は13万2700人で、前年に比べ25.7%減少した。2016年に黒字に転換して以降、初の営業赤字となった。新型コロナウイルスの影響で旅行者の利用が減ったのが背景の一つにある。同社は、外部から請け負う業務による収入の比率を高めることで売上高増加につなげるとしている。

高雄メトロの利用者は、旅行客が大きな割合を占める。このほか、コロナの影響や原油価格の下落で、メトロから私的交通手段に切り替える人がいたことも利用者減少の一因になった。高雄地区の自動車や自動二輪車の登録件数は前年比11.9%増加した。

高雄メトロの売上高のうち、運輸業が占める割合は2014年の83.3%から昨年には53.8%に減少。一方、対外的な労務収入の割合は2014年の5%から昨年には26.6%に大きく伸びている。線路の保守や運営代行、建設・運営コンサルタントなどの業務の売上増加を目指す。

同社は通勤通学客向けに90日間の乗り放題乗車券を1枚3000台湾元(約1万1420円)で発行するなどして利用者増に取り組んでいる。

(王淑芬/編集:名切千絵)