ネット通販「タオバオ」、台湾での運営を年内で終了 現地法人が発表

【経済】 2020/10/15 15:35 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ネット通販「タオバオ」、台湾での運営を年内で終了=画像はタオバオ台湾のウェブサイトから

ネット通販「タオバオ」、台湾での運営を年内で終了=画像はタオバオ台湾のウェブサイトから

(台北中央社)中国発のインターネット通販サイト「タオバオ台湾」の運営会社は15日、サービスを12月31日をもって終了すると発表した。15日午前11時から、購入や新規販売などの機能を順次停止するとしている。同サイトを巡っては、経済部(経済省)投資審議委員会が8月、中国資本と認定し、台湾地区・大陸地区人民関係条例(両岸条例)違反で41万台湾元(約150万円)の過料と6カ月以内の投資引き上げまたは改善を運営会社に命じていた。

タオバオ台湾は英企業、克雷達投資が運営し、昨年10月に正式にサービスを開始した。サービス終了について同社の台湾子会社は声明で、「市場環境に多くの不確定要素が存在するのを考慮した」と説明。中央社の取材に対しては、「董事会(取締役会)が慎重に全面的に評価した後で出した決定」だと答えるにとどめ、台湾撤退の理由については明確な回答を避けた。

タオバオ台湾の運営終了について行政院(内閣)の丁怡銘報道官は15日の記者会見で、蘇貞昌氏の行政院長(首相)就任以来、中国資本の迂回投資に対して厳しく審査をしているとし、今後は法整備について主務機関に把握を要請し、制度面の不備に対応していくと述べた。

(呉家豪、余祥/編集:名切千絵)