国防部、米州兵との相互訪問や交流に期待=国防工業会議/台湾

【両岸】 2021/10/12 19:03 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
駐米軍事代表団の余剣鋒団長=10月6日、米ワシントン

駐米軍事代表団の余剣鋒団長=10月6日、米ワシントン

(ワシントン中央社)台米間の安全保障などについて話し合う「米台国防工業会議」が米バージニア州で開かれている。駐米軍事代表団の余剣鋒(よけんほう)団長は11日、米州兵との相互訪問や交流を希望するとの国防部(国防省)のスピーチを代読した。

会議は2002年から毎年開催。今年は10月10日から12日の日程で開かれているが、新型コロナウイルスの影響により台湾の軍や産業関係者は出席を見合わせた。

余氏は国防部の王信龍(おうしんりゅう)軍備副部長に代わってあいさつを読み上げた。中国が軍の改革と近代化を次第に進めるとともに、台湾への軍事的威嚇を強めるほか、中国が設定した防衛ライン「第1列島線」(九州-沖縄-台湾-フィリピン)と小笠原諸島からグアムを結ぶ「第2列島線」を突破する軍事作戦能力をすでに備え、米ハワイを含む「第3列島線」に近づいていると指摘。また戦力増強や軍備拡張の企ては、インド太平洋地域の国家の安全と安定を揺るがしているとし、「各国は協力して関心を払い、対応する必要に迫られている」との認識を示した。

台湾では来年、予備兵力強化を目的とした「全民防衛動員署」の立ち上げが予定されている。これについて、設立後には、米州兵と相互訪問や常態的な交流の仕組みを構築したいと強調。米軍とのサイバー演習や情報資源の共有・交換、軍事交流などにも期待を寄せ、台湾の戦力向上にとって極めて重要だと語った。

米国による台湾への武器売却については、台湾は米国からの武器調達を重視しており、戦力の迅速な向上に寄与することを十分に理解していると説明。またコスト削減や効率化のため、メンテナンス面での協力にも期待を寄せた。

(徐薇婷/編集:齊藤啓介)