香港の民主派50人超逮捕に台湾が反発 大陸委「悪辣な行為」

【両岸】 2021/01/06 18:48 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
香港の民主派50人超逮捕に台湾が反発 大陸委「悪辣な行為」

香港の民主派50人超逮捕に台湾が反発 大陸委「悪辣な行為」

(台北中央社)香港の警察当局が6日、立法会(議会)の前議員ら民主派50人余りを香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕したのを受け、台湾で対中政策を担当する大陸委員会は同日、書面を通じて民主主義や人権を圧迫する「悪辣(あくらつ)な行為」と非難し、関係当局に自重を呼び掛けた。蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)や与党・民進党も相次いで批判のコメントを発表した。

同委は国安法について、国家の転覆を図ったという罪状で民主派の人々をたたくもので、香港人の権利を保障する香港基本法を形骸化させるばかりか、香港を「東洋の真珠」から「東洋の煉獄」に変える悪行だと批判。香港の民主主義や自由がこのまま失われていくのであれば、国際金融センターとしての地位に影響を及ぼし、中国にとっていいことは一つもないと指摘し、慎重にならなければいつか報いを受けるだろうと訴えた。

蘇氏は、中国がかつて返還後50年間不変と約束した香港の一国二制度が変質してしまったことに言及。民主主義や自由の追求を悪意で抑え込んだり、恐ろしい手段を用いたりすることは人々の反感を買い、世界から批判されるだけだと述べ、中国は当時の約束を守るべきだと強調した。

民進党は、最大級の怒りを覚えるとした上で、中国共産党と香港政府に対し、公民を制圧する全ての権威主義的な行為を即刻停止し、香港の市民や社会を本来の自由な状態に戻すべきと呼び掛けた。

(頼言曦/編集:塚越西穂)