中国のプロパガンダ疑惑の絵本 文化部、業者に説明要求へ/台湾

【両岸】 2020/11/30 18:03 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中国の政治的宣伝とみられる内容が盛り込まれていた児童向け絵本=台南市議員陳怡珍提供

中国の政治的宣伝とみられる内容が盛り込まれていた児童向け絵本=台南市議員陳怡珍提供

(台北中央社)台湾各地の公立図書館に所蔵されている児童向け絵本に、中国の政治的宣伝とみられる内容が盛り込まれていた問題で、文化部(文化省)は30日、同書が台湾で出版される際、必要な申請がなされていなかったことを明らかにした。同部は業者に説明を求める方針を示した。

問題の絵本は、「等爸爸回家」(仮訳:お父さんの帰りを待ちながら)。今年5月に簡体字から繁体字に変えて台湾で出版された。一緒に旧正月休みを過ごすと子どもに約束していた医師が、突然町を襲った新型コロナウイルスから人々を守るために奮闘する物語で、中国のコロナ対策を称賛しているほか、「中国加油」(中国頑張れ)、「武漢加油」(武漢頑張れ)などの表現も含まれている。

中国の出版物を台湾に輸入する場合、台湾地区・大陸地区人民関係条例(両岸条例)に基づき、主務機関の許可を得る必要がある。

(王揚宇/編集:名切千絵)