中間線の否定は「台湾海峡の現状破壊」 呉外相、中国外務省に反発

【両岸】 2020/09/22 13:31 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾海峡の中間線のイメージ

台湾海峡の中間線のイメージ

(台北中央社)中国外務省の汪文斌副報道局長は21日、台湾は中国の一部だとし、台湾海峡の中間線など存在しないと述べた。呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は22日、中国外務省が中間線の存在を認めないことは台湾海峡の現状破壊に等しいと訴え、これに反発した。

イベント出席前、メディアの取材に応じた呉部長は、「中華民国台湾は主権独立国家だ」と改めて述べ、政府が領土の範囲内で排他的管轄権を行使していることは事実であり、台湾海峡を隔てた両岸(台湾と中国)の現状だと指摘。外交部(外務省)は政府を代表して中国外務省を「強くけん責する」とし、中国軍機が中間線を何度も越えているという事実と向き合うべきだと国際社会に呼び掛けた。

中間線は1950年代に米軍が台湾防衛のために引いた「デービス線」に由来しており、台中間の事実上の停戦ラインとして機能している。だが、中国軍機は台湾周辺での飛行を繰り返しており、キース・クラック米国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)が台湾を訪れていた18~19日には複数機が中間線を越えた。

(陳韻聿、游凱翔/編集:楊千慧)