中国軍が台湾南西の海空域で2日連続訓練 台湾「重大な挑発行為」

【両岸】 2020/09/11 12:59 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中国軍の動きを示す地図=国防部提供

中国軍の動きを示す地図=国防部提供

(台北中央社)人民解放軍が2日連続で台湾の南西の海空域で大規模軍事演習を行ったことについて、国防部(国防省)は10日夜、臨時記者会見を開き、「重大な挑発行為」だと中国を強く非難した。外交部(外務省)も同日夜、記者会見し、中国軍の連日の挑発行為を「厳しく非難する」と反発した。

国防部の官僚によれば、9日は戦闘機約30機と艦艇7隻が台湾南西で軍事演習を行い、その間、戦闘機約21機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入した。10日も9日とほぼ同様の規模だったという。

国防部の楊静瑟情報参謀次長室次長は会見で、中国軍機は台湾海峡の中間線の最南端から東に向かい、台湾のADIZに入ったと説明。軍用機と艦艇が訓練していた区域は、台湾から最短で約90カイリ(約166キロ)しか離れていなかったと明らかにした。

外交部の欧江安報道官は、「中国政府の挑発と脅迫を厳しく非難する」と政府の立場を表明し、挑発行為は「地域や国際社会のいずれにとっても警告サイン」だと述べた。また、地域に対する中国の脅迫を正視するよう国際社会に呼び掛けた。

(游凱翔/編集:名切千絵)