台北映画賞、「無聲」が最多ノミネート 過去最多の400件が応募/台湾

【芸能スポーツ】 2021/05/14 20:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾映画「無聲(むせい)」の場面写真=CATCHPLAY提供

台湾映画「無聲(むせい)」の場面写真=CATCHPLAY提供

(台北中央社)台北映画祭の主催者は14日、台北映画賞のノミネート作品を発表した。最多7部門8ノミネートを果たしたのは「無聲(むせい)」。今年公開の台湾映画で1位となる約4億台湾元(約15億6400万円)の興行収入を記録している「当男人恋愛時」は7部門7ノミネートを獲得した。授賞式は7月10日に開催され、受賞結果が発表される。

今年は過去最多となる400作品の応募があった。内訳は長編劇映画51本、ドキュメンタリー映画75本、短編映画209本、アニメーション映画65本。台北映画賞は中華民国(台湾)の国籍または居留証(ARC)を持つ監督の作品を対象とし、長編劇映画は国産映画に限定している。台北映画祭は台北市政府文化局と台北市文化基金会が共催する。

最多ノミネートの「無聲」は、台湾の聴覚特別支援学校で実際に起きた事件を基にした作品で、コー・チェンニエン(柯貞年)の監督デビュー作。長編劇映画、監督、助演男優、新人俳優、編集、映画音楽、音響の7部門で候補に選ばれた。新人俳優賞には、チェン・イェンフェイ(陳姸霏)とトロイ・リウ(劉子銓)の2人が同時にノミネートされた。

また、世界の新人監督による作品を対象にした「国際新監督コンペティション」のノミネート作品も同時に発表された。同コンペティションには計494作品の応募があり、世界18カ国から寄せられた12作品がノミネートされた。台湾代表としては、結婚によって台湾に移住した東南アジア女性に焦点を当てたチャン・タンユエン(張騰元)監督の長編劇映画「徘徊年代」と西表島の台湾人移民女性の姿を追った黄インイク(黄胤毓)監督のドキュメンタリー映画「緑の牢獄」の2作品が候補入りした。同コンペティションの受賞結果は6月29日に発表される。

第23回台北映画祭は6月24日から7月10日まで、台北市の中山堂、光点華山電影館、信義威秀影城、剥皮寮歴史街区で開かれる。

(王心妤/編集:名切千絵)