ツァイ・ミンリャン監督のVR映画、東京で上映 撮影の経験語る/台湾

【芸能スポーツ】 2021/02/18 14:27 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
オンライントークでVR作品の撮影の経験などについて語るツァイ監督(中央)=文化部提供

オンライントークでVR作品の撮影の経験などについて語るツァイ監督(中央)=文化部提供

(台北中央社)台湾を拠点に活動する映画監督、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)のVR映画「蘭若寺の住人」(家在蘭若寺)が11日、東京都港区内を中心に同日に始まった文化イベント「シアターコモンズ'21」のプログラムの一つとして日本初上映された。ツァイ監督は16日、日本上映に合わせて開かれたオンライントークに参加し、作品に驚きを示す日本の観客の反応に胸をなで下ろすとともに、VR作品の撮影の経験や幼少期の生活について語った。

シアターコモンズは都市にあらたな「コモンズ(共有地)」を生み出すプロジェクト。今回で5回目となる。台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが実行委員会に加わっている。実行委員会には台湾文化センターのほか、港区内に拠点を持つドイツやフランス、オランダの機関やNPO(非営利組織)法人芸術公社も参加している。

同作はツァイ監督初のVR映画。2017年に台湾のスマートフォン大手、HTCの出資を得て製作された。同年のベネチア国際映画祭のVR部門に出品され、高く評価された。

16日のオンライントークでツァイ監督は自身の幼少期について、両親の多忙により、3歳から祖父母と暮らしていたことに言及し、祖父母の影響で自身も映画に触れるようになったと話した。1992年にデビュー作「青春神話」(青少年哪吒)を発表して以降、外的条件によって制限されることなく映画を製作できているというツァイ監督は、自身の映画監督としてのキャリアに満足している気持ちを示した。その上で、今後も引き続き創作活動を続け、引退はしないことを明かした。

「蘭若寺の住人」は東京・六本木のアートコンプレックス「ANB TOKYO」で21日まで毎日5回上映される。要予約。鑑賞にはシアターコモンズの共通パス「コモンズパス」が必要。

(王心妤/編集:名切千絵)