(台北中央社)中央感染症指揮センターは20日、新型コロナウイルスの院内感染が起きた病院の関係者で新たに感染者が確認されたと明らかにした。12日に感染が発表された看護師の祖母。一連の感染で不安が高まっているが、同センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は、これまで市中で陽性と確認されたのは濃厚接触者のみだとし、市中感染が拡大する兆候は現段階では見られないとの見方を示した。
同センターによれば、祖母は11日から看護師の接触者として在宅隔離。18日に発熱したが、発症2日前から病院に移って隔離を始めたため、検査が必要な接触者はいないという。
同センターはこれに加え、海外ルートの感染者1人についても発表。スペインに滞在していた20代の台湾人女性で、8日に帰国。17日に発症し、検査を受けたところ陽性と診断された。
台湾内で確認された感染者は870人となった。
(張茗喧、呉欣紜/編集:楊千慧)