(台北中央社)卓球選手の江宏傑さんと元卓球女子日本代表の福原愛さん夫妻が24日、台北市内で、顔面にやけどやけがを負った子供や家庭を支援する団体の記者会見に出席した。2人の子供の母親でもある福原さんは、母親になってから初めて親の気持ちが分かったと話し、顔面に傷がある子供たちの成長に寄り添い、支援していきたい考えを示した。
記者会見は、支援団体「陽光社会福利基金会」が開催した。江さん、福原さん夫妻は昨年、同基金会のPR大使に就任し、今年も同団体のチャリティー平面広告を撮影した。
江さんは12月末、南部・高雄市に卓球館をオープンさせる予定。この日の会見では、顔に傷を負った子供に卓球の機会を無条件で提供することを約束した。
江さんによれば、卓球館は選手養成を目的にしたものではなく、卓球の楽しさを感じてもらうことで、国民的スポーツとして普及させるのが狙いだという。福原さんは、コーチが必要な時には自分が助っ人を務める可能性も排除しないとしつつも、いいコーチになる準備ができているのか聞かれると「私は練習相手になるだけ」と慌てて付け加えていた。
(黄巧雯/編集:名切千絵)