写真特集:31年の歴史に幕 誠品敦南店、最後の1日

2020/06/01 07:18 文字サイズ: 字級縮小 字級放大

台湾初の24時間営業書店「誠品敦南店」(台北市)が5月31日、最後の営業日を迎えた。1989年の開業以来、長らく親しまれてきた同店にはこの日、多くの人が別れを告げようと詰めかけた。作家や出版業界者らによる講演、屋外でのライブなど一連の「さよならイベント」は深夜まで続き、6月1日午前0時を迎えると、大勢の人に見守られながら閉店を告げるベルを鳴り響かせた。

31日午前0時から一連の「さよならイベント」を開催した誠品。夜が明ける前から多くの人でにぎわった。

31日午前0時から一連の「さよならイベント」を開催した誠品。夜が明ける前から多くの人でにぎわった。

さよならイベントでは、作家や出版業界関係者、著名人らによる「講演リレー」を開催。午前4時半、登壇したのはECサイト大手「PChome」のセン宏志董事長(会長)。早朝にもかかわらず、観客席は隙間なく埋まった。(セン=擔からてへんをとる)

さよならイベントでは、作家や出版業界関係者、著名人らによる「講演リレー」を開催。午前4時半、登壇したのはECサイト大手「PChome」のセン宏志董事長(会長)。早朝にもかかわらず、観客席は隙間なく埋まった。(セン=擔からてへんをとる)



写真特集:31年の歴史に幕 誠品敦南店、最後の1日

写真特集:31年の歴史に幕 誠品敦南店、最後の1日

本を物色する人、座り込んで読書にのめり込む人、記念写真を撮る人…訪れた人々は思い思いに店内での最後のときを過ごした。

本を物色する人、座り込んで読書にのめり込む人、記念写真を撮る人…訪れた人々は思い思いに店内での最後のときを過ごした。



写真特集:31年の歴史に幕 誠品敦南店、最後の1日

壁には客たちからのメッセージカードが。額に入れられた創業者の故・呉清友氏の言葉の周りは赤いカードで埋められた。

壁には客たちからのメッセージカードが。額に入れられた創業者の故・呉清友氏の言葉の周りは赤いカードで埋められた。



夜になっても客足が途切れることはなく、店員たちは誘導に追われた。

夜になっても客足が途切れることはなく、店員たちは誘導に追われた。

涙を流して閉店を惜しむ人も。

涙を流して閉店を惜しむ人も。



夜には入口の前に設置された特別ステージでライブが開催された。

夜には入口の前に設置された特別ステージでライブが開催された。

ベテラン歌手のボビー・チェン(陳昇)も登場(中央)。

ベテラン歌手のボビー・チェン(陳昇)も登場(中央)。

ライブで盛り上がる人々。

ライブで盛り上がる人々。



午後11時、創業者、清友氏の娘、マーシー・ウー(呉旻潔)董事長が登場。集まった人々と共に同店の最後を見届けた。

午後11時、創業者、清友氏の娘、マーシー・ウー(呉旻潔)董事長が登場。集まった人々と共に同店の最後を見届けた。



▽同じ日に老舗「レオフーホテル」も閉業 創業48年

この日、1972年に創業した台北市内の老舗ホテル「レオフーホテル(六福客桟)」も閉業。再開発のため、今年末に営業を終える計画だったが、新型コロナウイルスの影響で稼働率が低迷。時期を早めての閉業となった。

レオフーホテル。中央社資料写真

レオフーホテル。中央社資料写真

(撮影:裴禛、張皓安、王騰毅/編集:楊千慧)