(1月から6月までの結果はこちら)
<7月>
修復工事が行われている台南市市定古跡「旧台南州会」で、建物を覆っていた増築部分が取り払われ、日本統治時代に建設された当時の姿が約50年ぶりに現れました。建物は1935(昭和10)年に議会庁舎として建設され、台南市中心部の中正路上にある代表的な日本統治時代建築の一つとされています。工事は来年8月に完了し、公共図書館として生まれ変わる予定です。
<8月>
北部・桃園市で、少女が15歳から18歳までの3年にわたり監禁されていた事件で、少女の実母(37)と母親の再婚相手の男(42)が人を奴隷にした罪で起訴されました。事件は2018年10月、少女が隣人から購入した中古の携帯電話を使用し、インターネットに心境をつづっていたことから発覚しました。
<9月>
台風14号発生 台湾への影響はまだなし 13号は接近中 進路に要注意
9月は台風関連の記事が上位3位を占めました。
<10月>
北東部・宜蘭県の南方澳漁港で橋が崩落する事故が発生し、死者6人を出しました。事故を巡っては、1998年の竣工以来、橋の点検が行われたのは2016年だけだったことが明らかになっています。
<11月>
6月に続き、リン・チーリンさん結婚の話題が再び月間1位になりました。チーリンさんは、父親の出身地である南部・台南市で結婚式を挙げました。披露宴の会場となった台南市美術館1号館の入口周辺には多くの市民が詰め掛け、チーリンさんとAKIRAさん夫妻を祝福しました。
<12月>
訪台日本人客、初めて年間200万人達成 宮崎の女性に記念品贈呈
今年、台湾を訪れた日本人は12月9日に200万人を突破しました。訪台日本人が年間200万人を達成したのは、今年が初めてです。記念すべき200万人目となった女性には、交通部(交通省)観光局から台湾―日本往復航空券やホテル宿泊券、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)周遊券などが贈られました。
<年間総合>
年間1位は、11月にトップだった「リン・チーリン、AKIRAのスピーチに涙 南部・台南で挙式」でした。チーリンさん結婚関連の記事は年間トップ10のうち、3つ(1位、2位、7位)を占め、台湾だけでなく、日本でも高い関心が持たれていることが伺えました。
2019年の月別1位の記事を振り返ってみると、芸能関連が4つの月で1位になったほか、日本統治時代関連(7月)、日台交流関連(12月)も加えると、明るい話題が半数を占めました。一方で、中国との関係を巡る政治ニュース(1月、5月)にも注目が集まり、台湾を巡る国際情勢への関心の高さが浮き彫りになりました。