東日本大震災への支援に感謝 日台クオーターの男性、台湾への恩返し願う

2017/09/12 16:37文字サイズ:字級縮小字級放大
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台湾は2011年の東日本大震災直後の日本に多額の義援金を寄せた。中島健一さん(30)は台湾の支援に感謝している。

台湾は2011年の東日本大震災直後の日本に多額の義援金を寄せた。中島健一さん(30)は台湾の支援に感謝している。

「日本の国籍を放棄しました」。先月17日、この文章が中華民国国民身分証の写真とともにフェイスブックに投稿され、台湾で注目を集めた。投稿者の中島健一さん(30)は、台北市内で中央社の記者に日本のパスポートを見せながら「これ、もう必要じゃない」と笑う。

中島さんは1987年、日本人の父と、日台ハーフの母の間に生まれた。台湾を初めて訪れたのは5歳の時。日本で小学校に1年間通った後、台北県(現在の新北市) 蘆洲に移住し、現地の小学校に就学した。中学校に進学する前に一度日本に帰国したものの、台湾にいる母親が体調不良のため、台湾に呼び戻され、21 歳まで日本と台湾を行き来した。国民身分証を取得したのは20歳前後の時。それ以降は大半を台湾で過ごし、ここ7年間はゲーム機販売店で勤務している。

「台湾のために微力ながらも何か役に立ちたい」と中島さんが考えるようになったのは、2011年の東日本大震災がきっかけだと話す。

「台湾のために微力ながらも何か役に立ちたい」と中島さんが考えるようになったのは、2011年の東日本大震災がきっかけだと話す。

「台湾のために微力ながらも何か役に立ちたい」と中島さんが考えるようになったのは、2011年の東日本大震災がきっかけだと話す。日本は当時、台湾から多大な支援を受けた。中島さんは小さい頃、 福島県に住んでいる祖母に面倒を見てもらったことがあり、震災後には現地入りして悲惨な状況を目の当たりにした。胸が痛くて連日悪夢にうなされ、命の意義を考えたと振り返る。

台湾の役に立とうと、中島さんは孤児院への物資寄付や公園の清掃なども行った。

台湾の役に立とうと、中島さんは孤児院への物資寄付や公園の清掃なども行った。

台湾の役に立とうと、中島さんは昨年地震で被災した南部・台南や台風被害を受けた東部・台東、今年7月にガス爆発事故が起きた中部・台中の逢甲夜市などを訪れ支援活動に参加。孤児院への物資寄付や公園の清掃なども行った。今年8月には臓器提供の意思表明の書面に署名したという。

中島さんは今後、台湾で災害救助に関する資格を取得し、この世の中の役に立ちたいと思う。

中島さんは今後、台湾で災害救助に関する資格を取得し、この世の中の役に立ちたいと思う。

中華民国籍を有する男性には兵役の義務がある。中島さんはまだやりたいことがあるからと、兵役に就く時期を延長する手続きをした。今後、台湾で災害救助に関する資格を取得し、この世の中の役に立ちたいと将来の目標を語った。

台湾の役に立とうと、中島さんはガス爆発事故が起きた高雄や地震で被災した南部・台南を訪れ支援活動に参加。(写真=中島健一さん提供)

台湾の役に立とうと、中島さんはガス爆発事故が起きた高雄や地震で被災した南部・台南を訪れ支援活動に参加。(写真=中島健一さん提供)

(楊明珠)

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