ラーメン店「麺家いろは」の台湾進出 提携相手・義美のこだわりにびっくり

2017/08/14 18:02文字サイズ:字級縮小字級放大
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8月17日に日本のラーメン店「麺家いろは」(Ramen Iroha)が台北市の松江路にオープンする予定。

8月17日に日本のラーメン店「麺家いろは」(Ramen Iroha)が台北市の松江路にオープンする予定。

今月17日に日本のラーメン店「麺家いろは」(Ramen Iroha)が台北市の松江路にオープンする予定。運営会社・天高くの栗原清会長は10日に中央社の取材に応じ、「台湾の大手総合食品メーカー義美との提携で、ラーメンの定義をひっくり返してビジネスすることになった」と語った。

天高く(富山県射水市)は、2016年に欧州初の店舗をギリシャに出店し、アジアでも同年12月に台湾の竹北(新竹県)に義美との提携で台湾1号店を出店するなど、積極的に海外展開をしている。

台湾は日本から近く、親日。近年、一風堂、山頭火、一蘭などの日本のラーメン店がどんどん台湾に出店し、台湾は日本風ラーメンの激戦区となっっている。

台湾は日本から近く、親日。近年、一風堂、山頭火、一蘭などの日本のラーメン店がどんどん台湾に出店し、台湾は日本風ラーメンの激戦区となっっている。

栗原氏によると、台湾は日本から近く、親日。ラーメンというビジネスは規模が小さいものの、海外進出の足掛かりとして適しているため、近年、一風堂、山頭火、一蘭などの日本のラーメン店がどんどん台湾に出店し、台湾は日本風ラーメンの激戦区となっっている。

麺家いろはの一番のアピールポイントを尋ねたところ、栗原氏からは、「日本最大級のラーメンの祭典『東京ラーメンショー』は去年までで8回開催されており、麺家いろはは8年連続出場、5日間で最多1万4645杯を売り上げ、5回、1位に輝いている」という答えが返ってきた。また、「一蘭や一風堂など、豚骨スープの店が多い。でも、基本は豚骨でも、鶏系と魚介系を合わせた富山ブラックラーメンは麺家いろはの看板だ」と紹介した。

麺家いろはは日本最大級のラーメンの祭典「東京ラーメンショー」に8年連続出場、5日間で最多1万4645杯を売り上げ、5回、1位に輝いている。

麺家いろはは日本最大級のラーメンの祭典「東京ラーメンショー」に8年連続出場、5日間で最多1万4645杯を売り上げ、5回、1位に輝いている。

天高くは、かねてから台湾の市場に興味を持っていたものの、台湾の市場がよくわからないため、パートナー探しを希望していたという。そんな矢先、去年の3月に義美と出会った。義美も麺家いろはのブランド力とコンセプトを気に入って、提携の話が進んだ。

義美と調印した後、栗原氏は内心「困った」と思ったと打ち明ける。義美は非常にしっかしりした食の安心・安全に対するこだわりを持っており、その取り組みは並大抵ではない。

「義美と知り合って、工場へ来て、義美の考えを聞いてびっくりした。」栗原氏は当初を振り返る。 例えば日本では、ラーメンは「小麦粉を原材料とし、かん水(鹹水)というアルカリ塩水溶液を添加するのが大きな特徴である」と定義されている。ラーメンにかん水が入っていることによって麺のコシが生まれる。

「台湾の大手総合食品メーカー義美との提携で、ラーメンの定義をひっくり返してビジネスすることになった」と「麺家いろは」の運営会社・天高くの栗原清会長は語った。

「台湾の大手総合食品メーカー義美との提携で、ラーメンの定義をひっくり返してビジネスすることになった」と「麺家いろは」の運営会社・天高くの栗原清会長は語った。

「つるつる、しこしこという食感のいい麺が生まれるのはかん水の影響。ただし、添加物は健康によくないといって、義美ではNG。だから、かん水を使わないでらーめんを作るのが、まず一番のハードルだった」と栗原氏。

最初は、「うちはそんな取り組みができない。そこまでのレベルは持っていない。恐らく義美が要求する理念というのは日本のラーメン屋じゃ、どこも持ち合わせていない。日本で、義美の基準に合っているラーメン屋は一軒もない」と思ったという。

それでも研究を重ね、なんとか日本の味に負けない麺が開発できた。栗原氏は、まだ完璧ではないといい、さらに麺のおいしさを高める取り組みを続けている。

「麺家いろはの看板は富山ブラックらーめん。でも、日本ではポピュラーとは言い切れない味覚。これをいきなり台湾の消費者に押し付けるつもりはないから、鶏ガラスープを使った鶏白湯(とりぱいたん)ラーメンを主力商品にする」というのが栗原氏の考え。

「台湾では鶏ガラスープを使った鶏白湯(とりぱいたん)ラーメンを主力商品にする」というのが栗原氏の考え。

「台湾では鶏ガラスープを使った鶏白湯(とりぱいたん)ラーメンを主力商品にする」というのが栗原氏の考え。

自慢の味を台湾人の味覚に合わせるのかという質問に対して、栗原氏は、「日本の作り方、考え方をそのまま生かしているが、最終的な味のバランスは現地を重んじる」と答えた。

夏の暑さを考慮して、麺家いろは台北店(台湾2号店)が冷やしつけ麺なども準備する。

夏の暑さを考慮して、麺家いろは台北店(台湾2号店)が冷やしつけ麺なども準備する。

ユニバーシアード台北大会(8月19~30日)の開催を目前に控えたタイミングで開店する台北店(台湾2号店)。夏の暑さを考慮して、冷やしつけ麺なども準備するという。 栗原氏は「去年12月に1号店をオープンした時には、苦労をして、それなりの経験を積んだ。いよいよ自信を持って台北に乗り込んできたので、頑張ってアピールしたい」と意気込んでいる。

(楊明珠)



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