日本統治時代の住職宿舎が茶所に 京都らしさ漂わせる

2017/07/07 14:28

1924年に竣工された住職の宿舎「輪番所」は歳月を経た後、修繕工事が行われ、2014年に茶処として生まれ変わった。

1924年に竣工された住職の宿舎「輪番所」は歳月を経た後、修繕工事が行われ、2014年に茶処として生まれ変わった。

「日本の俳優の小泉孝太郎がお茶を買いに来たことがあるんですよ」と、台北の観光スポット「西本願寺広場」内にある茶屋「八拾捌茶輪番所」の女性店員がこっそりと記者に語りかけてきた。「本当にあの日本の元首相小泉純一郎の息子の孝太郎です。超イケメンでしたよ」と。

台北メトロ(MRT)西門駅から徒歩5分ほどの場所にあるこの京都の雰囲気漂う茶屋「八拾捌茶輪番所」では、台湾茶が味わえる。台湾の人気ドラマのロケ地にもなったこともある。

台北メトロ(MRT)西門駅から徒歩5分ほどの場所にあるこの京都の雰囲気漂う茶屋「八拾捌茶輪番所」では、台湾茶が味わえる。台湾の人気ドラマのロケ地にもなったこともある。

台北メトロ(MRT)西門駅から徒歩5分ほどの場所にあるこの京都の雰囲気漂う茶屋では、台湾茶が味わえる。台湾の人気ドラマのロケ地にもなったこともある。

「八拾捌茶輪番所」の縁側でお茶を飲みながら、庭の眺めを楽しむこともできる。

「八拾捌茶輪番所」の縁側でお茶を飲みながら、庭の眺めを楽しむこともできる。

店内には、台湾各地の茶園から厳選された良質な茶葉が並ぶ。いずれも熟練焙煎師によって焙煎されたものだ。お茶のほか、お茶請けのお菓子や、料理も好評で、来店客は畳のある和室でお茶をたて、その香りに癒される。縁側でお茶を飲みながら、庭の眺めを楽しむこともできる。

店員によれば、日本語で台湾茶の種類やたて方などを紹介できる先生もいるという。ただし、事前予約が必要。

店員によれば、日本語で台湾茶の種類やたて方などを紹介できる先生もいるという。ただし、事前予約が必要。

店員によれば、日本語で台湾茶の種類やたて方などを紹介できる先生もいるという。ただし、事前予約が必要。

「八拾捌茶輪番所」には、台湾各地の茶園から厳選された良質な茶葉が並ぶ。いずれも熟練焙煎師によって焙煎されたものだ。

「八拾捌茶輪番所」には、台湾各地の茶園から厳選された良質な茶葉が並ぶ。いずれも熟練焙煎師によって焙煎されたものだ。

1924年に竣工された住職の宿舎「輪番所」は歳月を経た後、修繕工事が行われ、2014年に茶処として生まれ変わった。店内ではこれまで、さまざまなイベントを開催。「着物(浴衣)の夕べ」、「夏のコスプレ」(COSPLAY in RINBANSYO)、カラーメイク商品の大手シュウ ウエムラ(植村秀)の新商品発表会などが行われたこともある。

「八拾捌茶輪番所」が位置する西本願寺広場は、日本統治時代に建てられた「西本願寺」の跡地。1896年に「本願寺布教所」として建立。1922年以降、御廟所や鐘楼、樹心会館、輪番所などが建てられ、1931年に本堂が竣工し、当時台湾最大の日本寺院となった。

「八拾捌茶輪番所」が位置する西本願寺広場は、日本統治時代に建てられた「西本願寺」の跡地。1896年に「本願寺布教所」として建立。1922年以降、御廟所や鐘楼、樹心会館、輪番所などが建てられ、1931年に本堂が竣工し、当時台湾最大の日本寺院となった。

茶屋が位置する西本願寺広場は、日本統治時代に建てられた「西本願寺」の跡地。正式名は「浄土真宗本願寺派台湾別院」とし、1896(明治29)年に「本願寺布教所」として建立。1901(明治34)年に、日本政府の許可を得て、仮設本堂、集会所、宿舎などが建てられ、「台北別院」に昇格した。1922年以降、御廟所(骨を収める施設)や鐘楼、樹心会館、輪番所などが建てられ、1929年には「台湾別院」と改称。1931年に本堂が竣工し、当時台湾最大の日本寺院となった。



第二次世界大戦中、日本の僧侶が従軍布教使として訪台し、西本願寺は仏教の布教拠点とされた。戦後は中華民国政府に接収され、一時期は「台湾警備司令部交響楽団」の事務所として使われた。1947年の二・二八事件の際には、疑いが掛けられた人々が収容され、拷問を受けた。1954年以降、本堂は「中華理教総会」に使用されていたが、1975年に火事で本堂の木造の本殿や、御廟所などほとんどの建物が焼失。その後は違法建築物で埋め尽くされた。2005年に、台北市政府が違法建築を取り壊し、焼け残った西本願寺の建築物は再び姿を現した。

台北市政府は2006年、残っていた西本願寺の鐘楼、樹心会館を市定古跡(文化遺産、保存価値がより高い)に、輪番所、参道、本堂、御廟所などを「歴史建築」に登録した。

台北市政府は2006年、残っていた西本願寺の鐘楼、樹心会館を市定古跡(文化遺産、保存価値がより高い)に、輪番所、参道、本堂、御廟所などを「歴史建築」に登録した。

台北市政府は2006年、残っていた西本願寺の鐘楼、樹心会館を市定古跡(文化遺産、保存価値がより高い)に、輪番所、参道、本堂、御廟所などを「歴史建築」に登録した。

(楊明珠)