蔡総統、スマートシティー構築に意欲 まず目指すは内需市場の発展

2017/03/09 17:01

蔡英文総統(左から2人目)

蔡英文総統(左から2人目)

(台北 9日 中央社)スマートシティーの発展に向け、社会的合意の形成を図る「2017スマートシティー展」が2月21日から24日まで、台北市内で開催された。開幕式に出席した蔡英文総統は、スマートシティーの大きな可能性に触れ、まずは内需市場の発展から取り掛かり、その後世界市場への進出を目指す考えを示した。

蔡総統は、OEM(相手先ブランドによる生産)を中心とした輸出が主軸となっていたこれまでの台湾の産業構造に触れ、今後注目すべきなのは地元の需要だと言及。高齢者介護や食品の安全管理の確実な実施、エネルギー使用効率の改善、自然災害監視や防災能力の向上などはスマートシティー領域において探求していく意義のある項目だと具体例を提示した。

行政院(内閣)は現在、今後30年の発展に必要なインフラを整備する計画を策定している。蔡総統によれば、通信関連の建設案がまもなく提出される見通しで、これによって中央政府や地方自治体、民間企業が必要とするインターネット設備、クラウドサービス、ビッグデータ活用プラットフォームなどの仕組みが前倒しで完成する見込みだという。

(鍾栄峰/編集:名切千絵)