アプリで読む
ダウンロード

台湾人留学生、東京で紛失の財布が宅配便で届く 「お礼したい」送り主探す

2016/12/21 15:44

(台北 21日 中央社)東京で紛失した財布が宅配便で神戸の自宅に届いた――台湾出身で神戸大学の大学院生、劉霊均さん(31)が「お礼がしたい」と送り主を探している。

劉さんは15日に通訳の仕事のため上京。16日夜から翌朝にかけて新宿区内でお酒を飲み、気づいた時には現金2万円とクレジットカード、運転免許証、そして在日外国人が必要な在留カードが入った財布がなくなっていた。

「本当に焦った」劉さんはそう振り返る。手元にはたまたま金融機関の通帳が残り、現金は引き出せた。だが、場所柄「返ってこなくてもおかしくない」と思い、最悪の事態を覚悟した。

20日に神戸の自宅に戻り、身分証明書などの再発行に必要な書類を集めようとしていた時に届いたのが、財布が入った宅配便。「(中の現金は)1円も減っていなかった」(劉さん)。同封されていた手紙には「どうぞお気を付けて。素敵なお正月をお迎えください」と書かれていた。だが、差出人は「M」とだけ記され、世田谷区内から送られた以外は何も分からない。

「優しい人なんだと思います」。劉さんはきちんと会ってお礼がしたいと話しており、「メールアドレスに連絡を」と呼びかけている。

劉霊均さん:dearlittlecookie@gmail.com

(齊藤啓介)

私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
172.30.142.38