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台北の商業街そばに日本統治時代の坑道 観光地として新たな姿に

2016/02/13 19:07
徳興炭坑。作業員によると坑道はコウモリのすみかになっており、手のひらサイズのコウモリが目撃されたこともあるという
徳興炭坑。作業員によると坑道はコウモリのすみかになっており、手のひらサイズのコウモリが目撃されたこともあるという

超高層ビル「台北101」やデパートなどが立ち並び、台湾屈指の商業エリアとされる台北市信義区。そんな目覚ましい発展を遂げる地域に、日本統治時代に建設された2本の坑道が残されている。

日本統治時代、石炭の重要な産地だった台北。台北101の南東約2キロに位置する「徳興炭坑」では、長年の経過により出来た長さ約5センチの鍾乳石も見られる。坑道を抜けると登山者に人気の象山までつながり、かつては地域の子供たちの冒険基地になっていた。だが、現在は安全のため、入口から30メートルの地点に柵が設置され、その先に入れないようになっている。

坑道は工務局大地工程処により整備工事が進められており、来年2月に工事が完了する予定。その後は近隣の古道と合わせ、小旅行が楽しめる場所として一般に開放される。

かつての「和興炭坑」。観光地として生まれ変わった(台北市政府工務局大地工程処提供)
かつての「和興炭坑」。観光地として生まれ変わった(台北市政府工務局大地工程処提供)
徳興炭坑から約4キロ離れたところにある「和興炭坑」と呼ばれた場所は昨年末、観光スポットとして生まれ変わった。炭鉱の歴史や文化などを学べる設備が整えられており、同地域のかつての姿をかいま見られる。
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