興行収入4億台湾元(約15億円)超えの大ヒットを記録した台湾映画「我的少女時代」の打ち上げパーティーが10月26日、台北市内で行われ、チェン・ユーシャン(陳玉珊)監督やキャストのダレン・ワン(王大陸)らが関係者とともに作品の成功を祝った。
この日用意されたテーブルは45席余り。マスコミのほか、関係者やスポンサー、映画館チェーンの代表者などが招かれた。会の冒頭では、チェン監督やキャストのダレンらがあいさつ。ダレンは参席者に対し「みなさんがいなければこんなに好成績は残せませんでした」と話し、作品に参加できた喜びと関係者への感謝を示した。チェン監督は台湾映画にとっての海外市場の重要性を述べ、積極的に他国での上映を推し進めたい考えを強調した。この日の主役はなんといってもダレン。ダレンのまわりにはツーショット写真を求める参席者で大行列が出来ていた。ダレンは笑顔を絶やすことなく、さらに女性には肩を抱くサービスまでして一人一人撮影に応じていた。会の中盤にはエグゼクティブプロデューサーの葉如芬氏も登場。葉氏は同作の関連本の出版についてチェン監督から事前に知らせを受けていなかったために自身のフェイスブック上で不満を示しており、この日もチェン監督とのやり取りはゼロ。記者からツーショット写真を撮るか聞かれると「もちろん撮らない」と一貫した姿勢を示す一幕もあった。同作の興行収入は4億860万元(約15億1800万円)を突破。台湾映画としては歴代5位の成績を収めている。(名切千絵)