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外はサクサク、中はプリプリのエビロール 老舗店の売上は1日1万本/台湾・台南

2015/07/31 12:11

(台南 31日 中央社)たっぷりのエビとセロリ、ひき肉、ネギを豚の網脂で巻いて揚げた「蝦捲(エビロール)」は数ある台南グルメの代表格として人気だ。外はサクサク、中はプリプリの独特な食感が多くの人を魅了し、老舗レストラン「周氏蝦捲」(台南市)のセントラルキッチンでは毎日約1万本のエビロールがつくられ、台湾人の胃袋を支えている。

2代目店主の周志峯さんによるとエビロールは当初、周さんの父親が経営する屋台の1メニューとして提供されていたという。以前はボリュームを出すためにキャベツやクワイなどが混ぜられていたが、その後時代の変化に合わせて現在の形に改良されると一躍人気となった。

1995年には元々の屋台に加え路面店を開業。現在は一般客向けにファストフードの形態を取り入れて入店しやすい雰囲気を作る一方で、団体客やお祝いの席などに最適な宴会用フロアも用意。さまざまな客層や用途に対応できるように配慮されている。

高雄や台中などにも支店を持つ。台北など北部には未進出だが、冷凍エビロールの宅配も手がけており、今では台南グルメのおいしさを台湾各地に届けている。

(齊藤啓介)

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