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聴覚障害者を支援 口元見えるマスク、来年量産へ 定着願う声/台湾
【社会】  2020-08-17  17:30
(台北中央社)新型コロナウイルスの感染拡大によるマスク着用の日常化で、他者とのコミュニケーションが困難になっている聴覚障害者を支援するため、口元が見えるよう透明な素材を使ったマスクの量産が政府主導で組織された国家チームによって開始される見通しだ。開発に携わった紡績産業総合研究所製品部の黄博雄主任によれば、今年末に生産ラインが半自動化され、来年には量産に入る。

マスクが聴覚障害者の生活に困難を来すのは、意思疎通に必要な情報である相手の口の動きが隠れてしまうためだ。黄主任は量産によって、透明マスクが台湾社会に広がることに期待を寄せている。

黄主任によると、台北市の障害者支援団体、蒲公英聴語協会の謝莉芳理事長が衛生福利部(保健省)食品薬物管理署を通じて透明マスクの需要について呼び掛けた。これが同署や経済部(経済省)工業局、同研究所と業者たちによる話し合いにつながった。新型コロナの感染拡大以降、国家チームの一員としてマスク増産に尽力してきた台湾康匠製造も加わることになった。

7月中旬にはサンプルが完成。聴覚に障害を持つ子供たちに試してもらい、ニーズに応じて修正が図られた。現在は生産のための設備の設計や準備を進めている段階だという。

(鍾栄峰/編集:楊千慧)
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