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台鉄・台北-宜蘭新線、早ければ2026年にも開業/台湾
【観光】  2014-04-23  17:21
(台北 23日 中央社)交通部鉄路改建工程局(鉄工局)は22日、台湾北東部を走る台湾鉄路(台鉄)・台北-宜蘭間の新線、「北宜直鉄」の建設を決定した。2026年の開業を目指す。

現在、台北と宜蘭を結ぶ鉄道は台鉄の北回線のみ。同線はカーブが多く勾配の急な区間もある。一方、東部幹線の利用客数は成長を続けており、蒋渭水高速道路(国道5号)は休日になると深刻な渋滞が発生している。これを受けて、交通部では「台鉄・南港-花蓮速度向上改善計画」とする台北と宜蘭を結ぶ新線の構想・検討に取り組んできた。

鉄工局は同日、自治体関係者や専門家を招いて、これまで出ていた2つの計画案のうち、新北市の翡翠ダムの集水地域を迂回するルートの建設を決めた。この新線は南港駅(台北市)から大渓駅(宜蘭県)を経由して頭城駅までを結ぶ全長53キロメートルで、現在の北回線より19キロメートル短くなる。総工費は491億台湾元(約1663億円)が見積もられ、順調なら約1年の環境アセスメントと約11年の工事期間を経て2026年には開業にこぎつけると鉄工局ではみている。

「北宜直鉄」が開通すれば、台北-宜蘭間の旅客輸送力は現在のおよそ2倍に向上し、ラッシュ時には1時間あたり延べ4000人以上が輸送可能となる。同時に特急列車の所要時間はいずれも47分と大幅に短くなり、現在と比較するとタロコ(太魯閣)号、プユマ(普悠瑪)号で18分間、自強号で38分間の時間短縮となる。また、台北から花蓮までは自強号が2時間18分、タロコ号とプユマ号が1時間58分で結んでいるが、新線開通後はいずれの列車も1時間40分で駆け抜けることになる。

(汪淑芬/編集:谷口一康)
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