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学生団体による立法院の議場占拠 自主的に退去/台湾
【政治】  2014-04-10  18:32
(台北 10日 中央社)中国大陸との「サービス貿易取り決め」の撤回などを求めて先月18日から立法院(国会)の議場を24日間にわたって占拠していた学生らは、要求が一部受け入れられたとして10日午後、自主的に退去した。

議場内では午後5時半ごろに「人民議会」と書かれた横断幕が掛けられ、政府に対する意見書の内容が読み上げられたほか、午後6時からは一人ひとりが今回の学生運動の象徴となった太陽花(ひまわりの花)を手に持って議場を後にした。

学生団体の林飛帆、陳為廷両代表らが議場からの退去を表明したのは今月8日。その後学生らは夜を徹して清掃活動や垂れ幕、ポスターの撤去作業などに追われた。イスなどを積み重ねて作り上げた議場入り口のバリケードも役目を終えて解体され、元の位置に戻された。

一時は強制排除を試みた警官隊との間で激しい攻防が繰り広げられた青島東路側の入り口も開放。きょうは不要の衝突を避けるために、盾を持った警官隊が抗議の学生らを警護した。また、議場内で活躍した医療スタッフも一部がすでに撤収、現場を去る際には大きな拍手で見送られた。

ポスターや横断幕などは希望者に配られ、余った飲料水や食料品などは福祉団体に寄付される予定だという。議場内では多くの学生たちが議場との別れを名残惜しむかのように記念撮影に興じた。

一方、立法院の周辺では午後3時ごろから多くの市民が集まったほか、「サービス貿易取り決め」に反対する一部のメンバーが立法院の占拠続行を訴え、現場は一時騒然となった。

(戴雅真、劉建邦/編集:齊藤啓介)
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