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人気球団“買収”の金融大手、王貞治氏を顧問に招聘か/台湾
【芸能スポーツ】  2013-12-05  17:23
(台北 5日 中央社)金融大手の中国信託ホールディング(本社:台北市)は台湾プロ野球の老舗球団、兄弟エレファンツを実質的に買収し、3日に台北市内で調印式が行われたが、球団顧問に王貞治氏が招聘される可能性があることがわかった。

10月19日のエレファンツの身売り表明から約1カ月半での“売却先”決定となったが、台湾では金融持ち株会社による金融以外の企業保有が制限されていることから、冠スポンサーとしての球界再“参入”となった。

中国信託は2002年の持ち株会社設立前からプロ球団、「中信ホエールズ」の経営に関わっていたが、2007年8月以降に主力選手の八百長疑惑が次々と持ち上がったのを受け、2008年11月にはチームを解散した。

一方、新生球団が王貞治氏を相談役として迎える可能性が浮上し、野球ファンの間で話題となっている。中国時報など複数の台湾メディアが4日、消息筋の話として伝えたところによると、招聘の理由として「世界の王」の日米球界での影響力や中国信託の経営権を持つ辜濂松・仲諒父子との親交などが挙げられている。中華民国籍の王氏は2001年、当時の民進党政権から無任所大使に任命されるなど台湾でも国民的英雄として尊敬を集めている。

▼ 兄弟エレファンツ / 1990年に台湾プロ野球が始まって以来の老舗球団。リーグ1、2位を争う観客動員数や2度の三連覇(1992~1994年、2001~2003年)など“台湾の巨人軍”とよばれるほどの地位を築いていたが、親会社の兄弟大飯店(ブラザーホテル)がこの10月、長年の赤字経営などを理由に身売りを発表した。

▼ 中信ホエールズ / 1997年、「和信ホエールズ」として球界に参入したが、2002年に経営母体の持ち株会社設立に合わせ、「中信ホエールズ」に改名。2008年の解散までに台湾シリーズに2度出場しながら、1999年に味全ドラゴンズ、2002年には兄弟エレファンツに敗れて優勝はならなかった。

(写真:台湾で開催されたアジアシリーズの始球式に登場した王貞治氏。2011年11月、台中にて)

(編集:羅友辰)
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