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台日の漆文化の紹介番組、台湾で放送へ
【社会、観光】  2013-09-03  19:34
(台北 3日 中央社)台湾と日本の漆文化の交流をテーマに台湾の地上波公共テレビ局(公共電視)とフジテレビの協力による番組が今月4日と25日「独立特派員」内で放送される。

台湾に漆の技術を初めて伝えたのは香川県出身の日本人漆芸家・山中公(ただす)氏。「台湾の漆工芸の父」と呼ばれる山中氏は日本統治時代の1916(大正5)年に台湾最初の漆の工芸学校を台中に設立、それをきっかけに台湾の漆工芸と関連産業が発達、初期の台湾人漆芸家の陳火慶氏、王清霜氏、頼高山氏の誕生にもつながった。

4日の番組では台湾の漆器産業が盛んになった1960年代に、陳・王・頼の3氏それぞれの工房で作られた漆器製品が日本や欧米諸国などに輸出されたことや、1990年代に伐採禁止の影響で材料不足となり輸出が急減した一方で、漆工芸が芽生え始めたこと、また日本式の漆塗りの技法を学びながらも、作品の随所に玉山など台湾の要素がみられる王氏(2010年人間国宝の重要伝統芸師に指定)の話などが紹介される。

25日の放送については山中氏の娘・美子(みつこ)さんが父親の作品など162点を文化部に寄贈することに触れながら、山中氏の台湾での生活をふり返る。

(編集:荘麗玲)
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