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台湾も参加 宇宙観測国際プロジェクト始動
【経済】  2011-10-04  16:55
(台北 4日 中央社)台湾を含む約20カ国が参加する国際共同プロジェクト「ALMA(アルマ)」が動き出した。南米チリに建設中の世界最高性能の電波望遠鏡を利用して、銀河や惑星の誕生など「Cosmic Dawn(宇宙の夜明け)」の謎に迫る。

プロジェクトはアメリカ、カナダ、日本、台湾、欧州連合やチリなど約20カ国が協力して、20年越しでチリのアタカマ砂漠の標高約5000メートルの高原に巨大電波望遠鏡「アルマ」の建設を進めてきた。そして先月30日からアルマ望遠鏡が稼動し、世界の研究者に開放され始めた。

アルマ望遠鏡はパラボラアンテナ66台を組み合わせた巨大電波望遠鏡で、月面に置かれた台湾の10元(台湾ドル)コインが地球上から見えるほどの解析度があるといわれている。可視光を捕らえるハッブル望遠鏡と違い、ミリ波・サブミリ波を観測することで、宇宙に漂う低温ガスや塵を観測し、銀河や惑星の誕生の謎に迫ることが可能となる。

中央研究院天文物理研究所によると、台湾は日本の自然科学研究機構と協力して2005年からプロジェクトに参加。また今年に入ってからは米ハーバード大学スミソニアン天文物理センターと合同で、アルマ望遠鏡を利用する研究チームを発足した。

英紙「ザ・ガーディアン」は、「天文学の新黄金時代が始まった」と喜ぶ天文学者の声を紹介している。
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