「高雄100年」メインビジュアル 日本時代の市章取り入れ歴史伝える/台湾

【観光】 2020/10/22 13:58 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
日本統治時代の市章を取り入れた「高雄一百」のメインビジュアルがプリントされたTシャツ=高雄市政府提供

日本統治時代の市章を取り入れた「高雄一百」のメインビジュアルがプリントされたTシャツ=高雄市政府提供

(台北中央社)台湾に「高雄」という地名が誕生して今年で満100年。南部・高雄市は20日、記者会見で一連の記念イベントの開始を発表するとともに、テーマとなる「高雄一百」(高雄100年)のコンセプトを表現したメインビジュアルを公開した。

同市政府文化局などによれば、「高雄」という地名が誕生したのは日本統治時代の1920(大正9)年9月1日。同年の地方制度改正で、台湾南西部の港町「打狗」一帯を含む新州「打狗州」が設置される方針となり、最終的に「高雄州」に改められたという。これに伴って州庁所在地となった打狗も「高雄街」(後に高雄市に昇格)に改称された。

「高雄一百」のメインビジュアルには、1929(昭和4)年に公募で決まった旧高雄市の市章が取り入れられた。考案者は川本五虎という日本人で、高雄の「タ」と「カ」を上下に組み合わせたデザインだった。このアイデアを「百」の部分に組み込むことで、歴史を受け継ぎながら次の百年にまい進する願いを込めたという。

高雄100年の関連イベントは、「歴史」「港湾」「展望」の3テーマを主軸にした展示や出版物の刊行、文化公演、アートパフォーマンス、交流フォーラムなどが予定されているほか、Tシャツやアクセサリーなどのグッズも販売される。

また、浄土真宗本願寺派第22世法主、大谷光瑞の別荘として1940(昭和15)年に落成した同市の歴史的建造物「逍遥園」も、修復工事を終え、築80周年を迎える11月1日に一般公開される予定。

(編集:塚越西穂)