年に一度の人形劇の祭典、来月開幕 人間国宝が来場呼び掛け/台湾

【観光】 2020/09/17 12:23 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
記者会見に臨むポテヒの人間国宝、陳錫煌氏(左3)と張麗善雲林県長(中央)ら

記者会見に臨むポテヒの人間国宝、陳錫煌氏(左3)と張麗善雲林県長(中央)ら

(台北中央社)中部・雲林県虎尾で行われる年に一度の人形劇の祭典「2020雲林国際偶戯節」が来月開幕する。16日には台北市内でPR記者会見が開かれ、台湾の伝統人形劇、ポテヒ(布袋戯)の人間国宝、陳錫煌氏(89)や張麗善県長が来訪を呼び掛けた。

同フェスは、ポテヒの人材を輩出した同県が、人形劇を通じた国際交流を目指して始めたもので、今年で18回目。陳氏らベテラン勢と若い世代が一堂に会してポテヒを披露するほか、コンテストや展示、文化クリエーティブ市などが企画されている。また、「男神(男性アイドル)時代」と銘打って、男神の代表格とされるイケメンキャラクターが“出演”するコンサートも開催される。

ポテヒは、野外舞台などで生で演じる素朴な形態から始まって時代とともに変化し、CGを駆使した現代的な人形活劇としてテレビ化、映画化される作品が生まれるなど、多様化している。記者会見に出席した陳氏は、「私にとっての革新とは、伝統の長所を残し、短所を捨てて時代の要素を取り入れること」と話し、本当に興味を持ってこそ、伝統芸術の美しさを鑑賞できると指南した。

張氏は、自身がポテヒの名人とたたえられる故・黄海岱氏が最後にとった直弟子であると明かし、人形劇を通じて同県を皆に紹介したいと意欲を示した。

開催は10月1日から11日まで。詳細は同県政府文化観光処の公式フェイスブック(https://cutt.ly/4fD0Ced)で確認できる。

(趙静瑜/編集:塚越西穂)