先住民タオ族の集落で豊年祭 10年ぶり 観光客「美し過ぎる」/台湾

【観光】 2020/06/23 17:43 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
豊年祭で踊りを披露するタオ族の男女=紅頭社区発展協会提供

豊年祭で踊りを披露するタオ族の男女=紅頭社区発展協会提供

(台東中央社)台湾原住民(先住民)タオ族が暮らす東部・台東県の離島、蘭嶼の集落「紅頭部落」で22日、豊年祭が行われた。同集落で豊年祭が行われるのは10年ぶり。伝統的な歌や踊りが深夜まで繰り広げられ、運良く祭りを見ることができたという観光客は「涙が出そう。美し過ぎる」と感動して祭りに見入った。

祭りを主催した紅頭社区発展協会の周永暉氏らによれば、豊年祭はタオ族が行うトビウオ漁(2~6月)を締めくくる重要な祭典。毎年6月ごろに行われ、歌と踊りで収穫をもたらす神々に感謝をささげ、健康や集落の平和を祈る。頻繁に行うと悪運を招くと信じられており、開催は不定期。本来は家族単位で行うもので、集落単位の大規模な祭典は、伝統文化の伝承を目的として近年催されるようになったという。今回は2018年に開催が決まり、昨年年11月ごろから整地やアワの種まき、収穫、貯蔵など、念入りな準備が進められていた。

22日は、古い調べを吟じる長老の声で祭りが開幕。女性が髪を上下に振って踊る「頭髪舞」や男性がきねを手にして踊る「搗小米(アワつき)舞」、客をもてなす「迎賓舞」などが次々と披露された。

(盧太城/編集:塚越西穂)