台湾鉄道、観光列車を複数導入へ 2022年の「鉄道観光旅行年」に照準

【観光】 2020/06/10 11:15 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
今年2月に運行が始まった観光列車「鳴日号」=台鉄のフェイスブックから

今年2月に運行が始まった観光列車「鳴日号」=台鉄のフェイスブックから

(台北中央社)交通部(交通省)は2022年を「鉄道観光旅行年」と定め、台湾鉄路管理局(台鉄)はこれに向けて複数の観光列車を相次いで導入する。林佳龍交通部長(交通相)が9日、台湾での鉄道建設133周年を祝う式典に参加し、鉄道観光の推進に意欲を示した。

台鉄は今年2月、デザインに注力した観光列車「鳴日号」を初運行した。引退予定だった青色の塗装が特徴的な「藍皮普快列車」を古き良き時代の雰囲気を持たせた「藍皮解憂号」に改造する作業に取り掛かっているほか、英国の古典的な雰囲気を意識した「海風号」、豪華な「ダイヤモンド寝台列車」の導入も計画されている。

林部長は、観光発展における鉄道の重要性を見据え、すでに「鉄道観光推進チーム」を立ち上げたと説明。2022年までに鉄道観光の基盤を整え、同年から海外の観光客へのPR活動を始動する方針を示した。訪台外国人が台鉄と台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の2つの鉄道を主軸として台湾を観光できるようにし、各地域の観光連盟を通じて観光立国を推し進めていきたいとしている。

台鉄の張政源局長はあいさつで、鉄道の旅によって観光を盛り上げることを台鉄の目標に定めたと紹介。2022年までに異なるスタイルの観光列車を多数導入することで、台鉄の新たな輝かしい一面を見せたいと述べた。

(汪淑芬/編集:名切千絵)